「外資系って、有給が自由に取れるって本当?」
「長期休暇は取りやすいの?」

そんな疑問を持つ方へ、わたしの経験をもとに外資系の“休みのリアル”をお伝えします。
わたしはこれまで、アメリカ系・ヨーロッパ系・アジア系の外資系企業で働いてきました。
(いまはアメリカ系のIT企業勤務)
結論から言うと、日系企業よりも、外資系企業は休みやすい環境です。
しかし、外資系企業はダラダラとのんびり働ける環境ではないです。当記事では、そのあたりもご紹介していきます。
外資系は「休みやすさ」が特徴
以下は、外資系企業の働き方・休みやすさの特徴です。
・リモート+有給で帰省や旅行もしやすい
・上司も長期休暇を取るため、部下も休みやすい雰囲気
・SlackやTeamsは休暇中も最低限チェックする人が多い
有給は自分でスケジュールを調整して取得
有給休暇は、かなり使いやすいと思います。仕事さえ溜まっていなければ、みんな自由に休んでいます。しかし平日に休むと、お客さんから連絡が入ることがあります。

その場合、メールを自動返信にして応答しないか、電話だけでも対応するか、
同僚に引き継ぐかなど、自分で判断します。
結果として、案件がスムーズに進めばOK。裁量に任せられています。
リモート+有給で帰省や旅行もしやすい
外資系は、ロケーションフリーやワーケーション制度を採用している会社が多いです。
わたしが以前に働いていたヨーロッパ系の外資系では、ワーケーション制度を利用して、実家に帰省しながら働いている人もいました。
たとえば、月〜木は実家で働いて、金は有給つかって休みを取ります。次の週は東京の本社に帰ってきて働くなどが可能です。

実際わたしの上司は、九州出身の方で、出張で九州に行くときは必ず実感に帰省していました(笑)
そうすれば飛行機代も会社負担で済むため、時間も金銭も節約して帰省ができます。
上司も長期休暇を取るため、部下も休みやすい雰囲気
わたしの上司はアメリカ人で、基本は働き者です。

しかし、休む時はがっつり1週間〜10日の連休を取って、海外旅行したりしています(笑)なのでこちらが長期休暇を希望しても、すんなりOKしてくれます。
その間は、緊急時以外は連絡しないようにしています。ちょっとした報告であれば、社内ツール(スラック)でメッセージだけ残すようにして、相手のタイミングで返信をもらいます。
ちなみに、外資系では休み(有給休暇)のことをPTO(Paid Time Leave)と言います。周囲の同僚たちも誰がPTO中かはすぐ確認できるので、連絡は最低限にして、お互いを尊重し合っています。
SlackやTeamsは休暇中も最低限チェックする人が多い
わたしの会社では、主にSlackを使ってコミュニケーションしています。

Slackでは、お休み中は🌴のマークをつけたりして、誰がPTOかすぐわかるようになっています。
しかし、自分がメンションされたりした場合、とりあえず確認だけする人が多いです。
緊急時以外は返信せずに、次の勤務の際に対応しています。
長期休暇のタイミングは国によって違う
外資系でも、本社のある国によって「休み方」が異なります。
地域 | 主な長期休暇 | 特徴 |
---|---|---|
日本🇯🇵 | 年末年始、お盆 | 一斉に休む文化。祝日も多く、カレンダー通りに動く |
アメリカ🇺🇸 | クリスマス中心 | 12月25日前後に休み、1月2日から通常業務 |
ヨーロッパ🌍️ | 12月中旬〜1月中旬 | 国にもよるが、1ヶ月近くバケーションを取る人も多い |
日本は年間の祝日が非常に多く(約16日)、他の国とは異なります。
一方、アメリカやヨーロッパでは祝日が少ない代わりに、バケーションで長期的に休む傾向があります。

外資系企業の社内プロジェクトは、本国中心で動くことが大半。
日本側が祝日でも、海外本社は稼働しているため、対応が求められるケースもあります。そういう場合は他の日に休んで、上手にリラックスするよう心がけます。
お盆休みなども、海外本社では関係がないので、日本企業がスローダウンしていても本社は機能しています。
外資系は自由で休みやすいが、成果にはシビア
わたしは、日系企業と外資系での両方で働いてきました。結論、外資系のほうがルールが少なくて、はるかに自由度が高く休みも取りやすいと思います。

以下は、外資系の特徴です。
・成果を出していれば、長期休暇もOK
・自律できない人は、信頼を失うケースもある
・「自由に休める」は、「自分を管理できる人」に向いている
そのため、日々の成果の積み重ねが大事。
実際のところ、自律できていない人もたくさん見てきました。
外資系では裁量に任せられる部分が多く、人からあまり干渉されないため、
ついついサボってしまう人だと合わないかもしれません。

また給与所得なので実労働は8時間ですが、パフォーマンスさえ出せれば時間は関係ないことが多いです。忙しい時に備えて、時間にゆとりがあるときはゆっくり休むことも大切です。
日系と外資の違いまとめ
比較項目 | 外資系 | 日系企業 |
---|---|---|
有給取得 | 自由、ほぼ100%消化 | 承認制・低消化率も |
長期休暇 | 自由 | 年末年始・お盆に集中 |
評価 | 成果重視 | プロセスや年功も考慮 |
上司の休み方 | 率先して休む | 控えめな場合が多い |
まとめ:外資は休みやすくて自由だが、自律が求められる
外資系は「自由に休める」環境ですが、その裏には自分で成果とスケジュールを管理する力が求められます。
リモートワークなども同様。
自宅で仕事をしてると、どうしてもサボりがちになりますが、仕事にコミットメントして一生懸命働けるかがポイント。

ワークハードした後は、休日を存分に楽しむ。
メリハリのある働き方をしたい人、自律的に動ける人にとっては、
外資系はとても快適な職場環境です。
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