外資系転職を繰り返すのはアリ?ジョブホッパーでも成功する3つの条件

転職

「転職が多すぎると、面接の際に不利になるのでは…?」

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このように、不安に思う人は多いでしょう。伝統的な日本企業では、
短期間で職場を変えるジョブホッパーはネガティブに見られがちです。

しかし、外資系でキャリアを形成する場合においては、転職を繰り返すことが必ずしもマイナスではありません。むしろ戦略的に繰り返すことで、年収やキャリアを大きく伸ばすことが可能に。

この記事では、外資系での転職を繰り返すことのメリット・デメリット、そしてジョブホッパーでも成功できる条件を解説します。

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ジョブホッパーの定義と日本企業・外資系の評価の違い

ジョブホッパーとは、一般的に2〜3年以内に転職を繰り返す人を指します。

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Job(仕事)を、Hop(頻繁に移り変える)という造語です。
余談ですが、中国語では転職してキャリアアップすることを 「跳槽 tiao cao」といいます。意識の高い中国系ビジネスマンたちの間では、当然となっています。

日本企業では「忍耐力がない」「落ち着かない人」といったネガティブな印象を持たれやすく、
昇進や採用で不利になることもあります。

しかし、外資系企業では成果主義が基本のため、短期間の在籍でも成果を出していれば評価される傾向があります。採用時も「即戦力として何ができるか」が重視されるため、転職回数そのものより実績が重要です。

外資系の評価基準については、
外資系に向いてる人・向いてない人|営業職で見えた5つの特徴を参考としてください。

外資系で転職を繰り返すメリット

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以下の3つは、転職を繰り返すことで得られる大きなメリット。
トレンドに左右されず活用できる、キャリアアップの手法です。

  1. 給与アップの機会が多い
    外資系は、年功序列ではなく成果ベースで評価されます。
    役職により年収はある程度決まりますが、年齢は関係なく、評価も正当であると感じます。

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    わたしの勤めている米国系外資系企業では、PERFという人事評価制度が設けられていて、従業員同士がお互いを評価します。上司からだけの一方的な評価でなく、同じ部署の同僚、他部署の先輩などの評価も昇進に影響します。

    また転職による昇給率が高く、数年ごとの転職で大幅な年収アップが見込めます。
    5年で2回転職して、¥500万以上年収アップさせることも現実的。
    自分の年収は自分で設定して、そのための手段(会社選択)を明確にすることが大切です。

  2. スキルの幅が広がる

    業界や市場を変えることで、新しい知識や経験、人脈を短期間で獲得できます。

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    同じ業界や会社に長くいると、その空間での常識が人生の常識になってしまいがちですが、転職を繰り返して環境を変えることで、視野が広がり続けます。

    たとえば営業職を続けていると、セールスの手法を体系化できるようになってきます。
    以前の会社での常識が、次の会社では非常識だったりするのは、面白い気付きです。

    ・売上、粗利、営業利益の管理
    ・B2Cと、B2Bでの販売手法の違い
    ・ダイレクトセールス、チャネルセールス、KAM
    ・消耗品、アフターセールス必要品
    ・輸出入が伴う商材など

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    上記のような、幅広い業種で求められるセールススキルが上がっていきます

    すこし本題とそれますが、ITツールにも自然と精通していきます。

    日系企業とやり取りが多い場合、マイクロソフト(Word, Excel, PPT)を使う頻度が増えます。外資系企業では、Googleベースで仕事をすることが多いです。(Document, Spreadsheet, Slide, Meetなど)。

    どちらにも精通していれば、転職しても困らずに日々の仕事をこなすことができます。

  3. キャリアのスピード感

    同じ会社で昇進を待つより、転職して上位ポジションを狙ったほうが、効率的です。
    転職と昇進はタイミングに左右される部分が多いため、しっかりとトレンドを読んで、
    自ら行動して勝ち取る姿勢が必須。

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    求人が出ているということは、企業は人材が不足して困っていることの裏返し。キャリアを上げるための交渉の余地があります。
    日系企業では現年収+10%が平均と言われていますが、外資では前提が異なります。

外資系営業職のキャリアアップ方法は、外資系企業の営業職ってどんな仕事?日系との違いや年収も解説で詳しく解説しています。

お金が集まっている業界や会社に、過去の知見を活かしてポジションニングすることで年収を上げれます。最近のアップトレンドは、AI・インバウンド。普遍的なのは、金融・IT・医療・半導体などかと思います。

外資系で転職を繰り返すデメリット・リスク

転職を繰り返すデメリットは、以下3つです。

  1. 成果が伴わないと、解雇になる可能性も

    外資系は、原則結果主義の文化です。短期間で成果が出せないと、評価が下がるだけでなく次の転職も難しくなります。

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    中途転職者ばかりの環境なので、社内マニュアルなども細かく作成されていないことが多く、自分で働きながら学んていくスタンス。
    合わない人には、辛いかもしれません・・

    日系企業では、マニュアルや研修制度がしっかりと用意されています。入社してから1ヶ月は、座学ベースの研修期間という会社も多い印象ですが、外資でそういったことは少ないです。
    外資系の年収が高く設定されている理由の1つに、教育制度に時間とお金を費やない分、社員の給与に還元しているとも言われています。

  2. 社内で完備されているマニュアルが最小限

    外資系では、マニュアルや教育制度が日系企業と比べると少ないです。(日系企業が、豊富すぎるのかもしれません)2〜3年で転職する人が多いこと、変化が激しくオペレーションが頻繁に変わることなどを考えると、マニュアル自体の存在意義があまりないとも言えます。

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    転職して最初に困るのは、どこに何が保存されているかわからない、誰に何を聞けば良いか不明確といったことです。ですので、主体的に情報を掴み取る姿勢は、いつ何時でも求められます。

  3. 常に新しいことを学ぶ時間とエネルギーが必要

    会社を変えると、新しく覚えることが増えます。体感として、最初の3〜6ヶ月くらいは、バタバタします。

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    わたしのおすすめは、自分や家族が比較的落ち着いている状態の時に転職すること。場合によっては、土日もインプットに時間を使うことが必要になるかもしれないため、無理な転職は避けてタイミングよく実行しましょう。

    突発的なことが起きるのが普通、焦っても仕方がない、この会社で結果が出せなくても次の会社で評価される自信がある、くらいの感覚で働くほうが転職はうまくいくと思います。

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    では次からは、「ジョブホッパーでも外資系転職で成功する条件」について見ていきましょう。

ジョブホッパーでも外資系転職で成功する3つの条件

  1. 成果と数字で語れる実績を持つ

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    例:「前年比120%達成」「新規市場・顧客開拓経験◯◯件あり」など、数字で裏付けられる成果を用意しましょう。わたしの場合、転職インタビューの際には以下を伝えるようにしています。

    ・ガス業界で勤めていたとき、先進国であるカンボジア国の新規顧客開拓&市場開拓に成功
    (完全なゼロイチで、代理店開拓を実施)

    ・食品業界で勤めていたとき、カナダ市場において新規顧客開拓(カナダ現地系企業)に成功
    (日本からのFCL輸出、現地での輸入、エンドユーザー販路開拓まで全て実施)
    → 売上約3百万円

    ・IT業界に勤めているとき、チャネルセールスマネージャーとして、T1代理店と協力して販路構築に成功 → 売上約¥50百万円

  2. 転職理由に一貫性がある

    「新しい市場への挑戦」「キャリアを上げて責任範囲を広げたかった」など、成長を目的とした理由が望ましいです。理由を先に決めて、実行していくほうがキャリアは形成しやすくなって、年収も上がっていきます。

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    具体的なロードマップがある場合を除いて、年収を下げる転職は基本的にNGです。
    ※ たとえば、向こう3年間はキャリアを形成するために年収が¥100万円下がるが、3年後には今より¥250万アップする見立てなど

    年収を上げていって、¥1000万達成させるためのロードマップは以下記事で紹介していますので、ぜひ参考としてみてください。

  3. 次のステップを見据えたスキル選択

    単なる環境不満ではなく、市場価値を高めるための戦略的な転職であると説明できることが大切です。仕事を辞めたいと、転職をしたいでは、似て非なるものがあります。ジョブホッパーだとしても、転職理由がポジティブであれば好印象です。

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    アメリカ人は、生涯で平均10回以上転職すると言われています。日本も大転職時代に入ってきていて、そういった文化が受け入れられやすくなってきています。

まとめ

外資系では転職回数はそれほど問題(むしろポジティブ)ではなく、重要なのは成果・一貫性・成長性です。

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ジョブホッパーである方が、戦略的に転職を繰り返すスキルを体得しているため、年収やキャリアを加速させることが可能です。

大切なのは「次の転職で何を実現するのか」を明確にし、インタビューの時にそれを実績とストーリーで証明することです。

外資系でのキャリア戦略をもっと知りたい方、外資系社員がどんな働き方をしているの知りたいかたは、以下の記事も参考としてみてください。

 

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