・日常英会話とビジネス英語って具体的にはどう違うのかな
・ビジネス英語ってむずかしい、どうやって使えば良いかわからない・・
こういった疑問をお持ちではないでしょうか?
今回の記事を読んでいただくことで、
- 日常英会話とビジネス英語の違いがわかるようになる
- ビジネス英語で頻出する単語x5 の使い方が覚えられる
といった知識を得ていただけます。
この記事を書いているわたしは、外資系企業で約7年勤務してきました。学生時代には、カナダのビジネスカレッジで留学していたので、当時からずっと付き合いのある外国人の友達もたくさんいます。
普段、英語を話すときは
☑仕事ではビジネス英語が基本
☑友達との会話は日常英会話
このようにコミュニケーションしています。日本語と同様に、状況によって適宜使い分けているといったイメージ。
この記事を読んでいただくことで、ビジネス英語で頻出する表現のポイントをマスターいただき、ぜひ英語でのお仕事などに活かしてください。
ビジネス英語と日常英会話ってどう違うの
では、結論からいきましょう。ビジネス英語とは
☑日常英会話の延長である
☑日常英会話に、すこしの工夫を加えたものである
これがビジネス英語です。では、もう少し具体的に説明していきます。
前提として、ビジネスと日常の違いを明確にしておくことが大切です。
ビジネスについて詳細に書くと主題からそれていくので、ここでは以下のように定義します。
①ビジネスとはお金が発生するやり取り
②なので、日常会話よりもフォーマルで丁寧な話し方が求められる
すなわちビジネス英語とは、日常英会話をフォーマルにした(工夫を加えた)ものです。
- 日常英会話→ カジュアルなくだけた表現で問題ない会話
- ビジネス英語→ 相手に失礼がないように丁寧でフォーマルな表現を使う
たとえば、日本語で話しているときを想像してみてください。
家族や友人との会話だと、カジュアルなくだけた表現になりますよね。
しかしビジネスだと、目上の方々と話す機会も多くなります。
☑フォーマルな場での会話となるので、丁寧な話し方が必要となります。
これは、英語でも同じです。
英語には日本語ほど敬語 (尊敬語・丁寧語・謙譲語など) の考えは色濃くないですが、丁寧な話し方は存在します。
丁寧に表現するとは
思ったことを端的に伝えるのではなくて、丁寧に表現することを意識します。
たとえば、美味しいものを食べたとき
- これ、めっちゃうまいやん → カジュアル
- これは、とても美味しい料理ですね → 丁寧
記事を書いているわたしは、関西人ですみません・・(笑)
これを英語で表現してみましょう。
- (This is) so good. → Casual
- This food is really delicious. → Polite
このようになります。
丁寧に話すとは、相手に伝わりやすいようにより敬意を持って話すこと。
そのためには、以下の2点を意識します。
- 主語を省略しない
- 形容詞を曖昧にしない → 単に Good でなく Delicious など場に合った単語を用いる
丁寧に伝えることを意識することで、ビジネスにふさわしい表現となります。
このように話すときに細部に心配りする意識をもつことで、自然と丁寧な表現となります。
これが、フォーマルな場で通用する英語(=ビジネスで使う英語)です。
省略形をつかわない
書き言葉については、省略形をつかわないようにしましょう。
省略形は、英語でabbreviationと言います。
たとえば、以下はよく見かける表現です。どちらも意味は同じですが、Abbrebiate しないことで
✖ I’m studying English everyday. (わたしは毎日英語を勉強しています)
〇 I am studying English everyday. (わたしは毎日英語を勉強しています)
助動詞canを使う場合などでも
✖ I can’t participate in the seminar. (セミナーに参加できません)
〇 I am regret to mention that I cannot participate in the seminar this time because ~. (誠に申し訳ございませんが、今回のセミナーに参加することができません)
といったように、表現します。
I am regret は何かネガティブな内容を伝える際に、手前に添えることで丁寧な表現となります。
また、This time をつけることで、今回はNGだが次回は参加したいという意思を伝えます。
I am regret to mention that I cannot participate in the seminar…
誠に申し訳ございませんが、今回のセミナーに参加することができません・・
>> 次回は、ぜひ!といった感じです(笑)
Because を置くことで、なぜ参加できないかの理由を説明します。参加できない理由をしっかりと説明することは、相手に敬意を伝えることに繋がります。
ビジネスでよく使う単語5選
ついで、ビジネスシーンで頻出する単語について。
他にもたくさんありますが、以下5つの単語は使い方をマスターしておくとビジネスでとても有利です。
外資系企業のミーティングなどで、日常的に使う表現です。
Inform = 知らせる
InformはTellと同義語で、日本語にすると「知らせる」という意味です。
I will inform you of the project details shortly. (プロジェクトの詳細は追ってお知らせします)
Please kindly inform that your company think about the project details at your earliest possible. (プロジェクトに対する貴社の見解を、可能なかぎり早くお知らせください)
文法的には、Inform A(人) of B(コト) の形で使用します。
英文メールでも頻出する単語、よければ以下の記事も参考としてみてください。
●参考記事:英文メールの書き方について解説!件名~書き出し~結びについて
Provide = 提供する、与える
ProvideはGiveと同義語で、日本語にすると「提供する、与える」という意味です。
Can you please provide me with customer’s contact information? (お客様の連絡先をご教示いただけないでしょうか)
文法的には、Provide A(人) with B(コト) の形で使用します。
Appreciate = 感謝する
AppreciateはThank youと同義語です。
「ありがとうございます」よりも敬意を表せる表現、日本語にすると「感謝する」の意味合いです。
We appreciate your cooperation. (ご協力に感謝いたします)
Reply = 答える、回答する
ReplyはAnswerと同義語で、日本語にすると「答える、回答する」という意味です。
I will reply to your earlier email as soon as possible. (先ほどのメールに、可能な限りはやくご回答します)
Discuss = 話し合う、議論する
DiscussはTalkの類義語で、日本語にすると「話し合う、議論する」という意味です。
Let’s talk again about the issue that we discussed last week. (先週に議論した問題について、再度話し合いましょう)
他にもビジネスシーンで頻出する単語はあるけれど、この5つは確実にマスターしておきましょう。
これら5つの単語は、外資系企業で日常的に使われています。もしあなたがビジネス英語の力を高めたいと思っているなら、人生で一度は外資系企業で働いてみることを強くオススメします。
外資系企業での働き方に興味のあるかたは、ぜひ以下の記事も読んでみてください。
●参考記事:【簡単で着実】外資系企業へ転職したい方へ、転職する方法について解説します
仮定法で表現する
つぎは仮定法について。
仮定法 (=現実ではない架空の感じをだす) を用いることで、直接的ではない表現となります。
話し方が直接的でないことで、「控え目」、「遠慮気味」な態度につながります。
以下に例をあげてみます。
Would you mind if I talk to you now? (いま、話しかけても大丈夫ですか?)
It is appreciated if you could send me a quotation within today (本日中にお見積り書を頂けますと、大変ありがたいです・・)
Can you~?と依頼するよりも、丁寧に表現することが可能となります。
まとめ
今回の記事では、以下についてご説明をさせていただきました。
- ビジネス英語と日常英会話ってどう違うの
- ビジネスでよく使う単語5選
- 仮定法で表現する
日常英会話とビジネス英語の大きな違いは、カジュアルかフォーマルかです。
ビジネスというフォーマルな場を意識して、丁寧な表現を心掛けることが大切。
- どのように表現すれば丁寧になるか
- 丁寧に表現するために、まず覚えるべき単語
日常英会話という土台を学んでから、ビジネス英語を学んでいくことで、表現力が飛躍的に上がっていきます。
今回の記事でこれらのヒントを掴んでいただけると大変うれしい限りです。
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