【英語学習者必見】インプット仮説とは?SLAに基づいた、効果的な学習法について解説

社会人向け勉強法

英語をどのように学べばよいか、悩んでいる人はたくさんいます。
また、社会人は忙しいので、学習に使える時間も限られてきます。

MAO
MAO

当記事では、スティーブン・クラッシェン教授の「インプット仮説」をご紹介。
ビジネス英語を効率的に学ぶうえで、とても役に立つ考え方です。

わたしは、英語と中国語が話せる日本人として、外資系企業で勤務しています。
(これまで海外営業、海外マーケティング、コンサル、通訳、翻訳、インバウンド事業など経験)

当時は意識していませんでしたが、クラッシェン教授の「インプット仮説」の内容を、
学習に取り組んでいました。

英語ができると、仕事の幅が広がって、人生の選択肢が増えるというメリットがあります。
SLA(第二言語習得論)、インプット仮説は英語学習者にとても有益な内容なので、
よければぜひ読んでみてください。

※初心者でも、¥0からビジネス英語を習得できる

最近は英会話スクールも増えてきて、どこが良いか判断するのが難しくなってきました。
ビジネスレベルの英会話力をつけるなら、Bizmatesが良いかもです。

MAO
MAO

無料体験レッスンが用意されているので、
これを使って英会話力をグンと高めるのも良いと思います。

▼Bizmateの無料体験レッスンはこちら▼
初心者でもビジネス英会話を始められるビズメイツ

インプット仮説とは

インプット仮説とは、アメリカの言語学者スティーブン・クラッシェン氏が提唱し
た「モニターモデル」の仮説の一つです。

彼によると、「理解可能なインプット」こそが、語学習得における要の部分だと言われています。

MAO
MAO

ポイントは、「理解可能かどうか」。
難しいことはせずに、大部分がわかる内容を英語(第二言語)でインプットすることが、語学習得の近道です。

モニターモデルとは

  1. 習得学習仮説(The acquisition-learning distinction)
  2. 自然習得順序仮説(The natural order hypothesis)
  3. モニター仮説(The Monitor hypothesis)
  4. インプット仮説(The input hypothesis
  5. 情意フィルター仮説(The Affective Filter hypothesis)
MAO
MAO

上記5つの仮説が、モニターモデルと呼ばれています。
詳しくは以下の記事で紹介しています。

そして4番目のインプット仮説が、モニターモデルの中核と言える仮説です。

  • 学習者がどのように言語を「習得」するか
  • 理解可能なインプット」が最重要
  • 学習者の現在のレベルよりやや高いレベルかつ理解できる内容をインプットすることが、
    自然な言語習得につながる

これらを、主張する仮説となります。

理解可能なインプットの内容は、学習者によって異なる

クラッシェン教授は、学習者に理解可能なインプットを与え続けることが重要と主張しています。
以下は、インプット仮説の一例です。

◯ 幼児に話しかけるとき、母親がその子にわかる言葉で話しかける
✘ 幼児にテレビの音声だけを聞かせる

幼児は母国語を習得する際、大人が話す言葉を聞いて覚えていきますが、テレビの音声だけでは言語の習得には至りません。
なぜなら、テレビの内容がその幼児の「理解可能なインプット」のレベルに合っていないからです。

MAO
MAO

母親がその子に分かる言葉で話しかけ続けることで、幼児は言語を習得していくと言われています

これは、第二言語習得においても同じです。
英会話のレベルを上げるには、学習者の理解可能なレベルでインプットをし続ける必要があります。

従って、教える側はインプットの会話内容や話すスピードなどを、学習者に合わせて修正することが重要です。

 

MAO
MAO

クラッシェン教授は、その修正された会話表現は次の3つになるとしています。

  1. Foreigner talk: ネイティブが、第二言語の学習者に合わせて簡単な表現で発話する
  2. Teacher talk: 教師が、第二言語の学習者に合わせた内容で発話する
  3. Interlanguage talk: 母国語の異なる学習者同士が、互いにスキルが十分でないまま会話をする

これらの修正された会話表現は、どれも学習者の「理解可能なインプット」につながるとされています。個人的には、1と2を上手く活用することが、語学習得の鍵になると思っています。
理由は、以下のとおりです。

  1. 英語ネイティブから学ぶことで、自然な英会話や発音を学べる
  2. 日本人講師から学ぶことで、日本人に合った学習法を取り入れられる。また、日本人が間違えやすい部分など、的確に修正してもらえる

▼Bizmateの無料体験レッスンはこちら▼
初心者でもビジネス英会話を始められるビズメイツ

インプット仮説の具体的な理論

インプット仮説(The input hypothesis)

言語力を効率的に高めるには、
現在のレベルより
すこしだけ高いレベルのインプットを意識することが大切と、クラッシェン教授は主張しています。

MAO
MAO

あくまで理解可能なインプット(Comprehensible Input)、
レベルが高すぎることはすべきでないと、言われています。

具体的には、以下のように述べています。

  • 現在の言語習得レベルを「i」
  • 僅かに高いレベルを「i+1」
  • 「i+1」のインプットこそが、もっとも自然に言語を習得できる
MAO
MAO

インプットであれば、何でもよいわけではありません。

  • 「理解可能なインプット」が最も重要である
  • アウトプットは、あくまで言語習得の結果
  • アウトプット自体は、学習者の言語能力向上には全く影響しない

しかし、第二言語習得研究の世界では、このインプット仮説が主張する「インプットの重要性」については大方合意が得られているものの、インプットだけで十分なのかどうかについては反論もあります。

インプット仮説に対する反論

具体的には、以下のようなものです。

  • インプットは必要だが、十分条件ではない
  • アウトプットも非常に重要である
  • 言語習得には、言葉のやりとり(インタラクション)が重要である

たとえばMerrill Swain氏は、アウトプットの重要性を、「アウトプット仮説」で唱えています。
これは、インプットだけでは不十分で、アウトプットがないと学びが深まらないというものです。

  • アウトプットすることで、いまの自分に足りないもの(不足している英語力)に気づくことができる
  • 気づくことで、どこを修正すれば良いか、何を学べば良いかがわかる

また、Michael Long氏の「インタラクション仮説」も有名です。
これは、インタラクト(交流)することで相手の意図が理解できて、「理解可能なインプット」が可能になると主張したものです。

最後に

クラッシェン教授のインプット仮説をまとめると、以下がポイントです。

  • 言語は学習ではなく、習得することが大切
  • いまの自分のレベルより、すこし高いレベルの内容(「i+1」)を意識して、インプットする
  • アウトプットの重要性を唱えた主張(反論)も多く存在する

語学学習は、スポーツや楽器の練習と似ています。
継続すれば、ゆっくりですが上達していって、身体が自然に覚えていきます。
コツは、継続の仕組みをどのようにつくるか

※初心者でも、¥0からビジネス英語を習得できる

最近は英会話スクールも増えてきて、どこが良いか判断するのが難しくなってきました。
ビジネスレベルの英会話力をつけるなら、Bizmatesが良いかもです。

MAO
MAO

無料体験レッスンが用意されているので、
これを使って英会話力をグンと高めるのも良いと思います。

▼Bizmateの無料体験レッスンはこちら▼
初心者でもビジネス英会話を始められるビズメイツ

コメント

タイトルとURLをコピーしました