英語を活かした仕事へ転職したいが、何から始めれば良いの?
英語を活かして働いたことがない人は、具体的な始め方がわかりませんよね。
この記事では、英語をつかった転職未経験者が成功するための5つのステップ
について解説します。
5つのステップとは、以下の通りです。
② 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
③ スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
④ 転職準備を始める
⑤ 英語面接の準備をする
記事を書いているわたしは、
✓日系企業グローバル企業
✓外資系企業
にて、セールス&マーケティング職として、約15年働いてきました。
今回の記事を読むことで、
✅ 年収がアップする
✅ 人生の選択肢が増えて、心が安定する
これらを実現させる、具体的な方法がわかるようになります。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
筆者のプロフィールはこちら:MAO@日・英・中トリリンガル
①【英語転職】自己評価:あなたの英語力はどの程度?
英語が仕事で必須となることは、先ほど説明した通りです。
では、実際に現在の英語力を確認してみましょう。
転職未経験者が成功するための5つのステップとは、以下の通りです。
- 自己評価:あなたの英語力はどの程度?
- 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
- スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
- 転職準備を始める
- 英語面接の準備をする
まずは、1つ目の「自己評価:あなたの英語力はどの程度?」からです
確認方法①:TOEICを受けてみる
一番オススメしたい方法は、TOEICを受験してみることです。
TOEICは英語力を測定する世界共通のテスト。
英語力を数値化する手段として、日本で最も使われている試験です
今回の記事では、TOEICの構造については割愛しますが、TOEICを受験する目的と利点は以下となります。
✅ ビジネスシーンで必要な英語を学べる
✅ 定期的に受験することで、自分の英語力を客観的に確認できる
英語を使った転職で目標としたいTOEICスコアは、600点 ~ 730点です。
スコアが高いにこしたことはありませんが、まずはここを目指してください。
以下の記事も、ぜひ参考としてください。
TOEIC Part6の攻略法、正答率を高めるための解き方について解説します
TOEIC Part7の攻略法、問題傾向と解き方 (勉強方法) について解説します
確認方法②:オンライン英会話を体験してみる
オンライン英会話を体験してみて、英語力を定量的・定性的に評価することができます。
英語の勉強を始めるときに大切なことは、
✓目標とする英語力を設定する
✅必要なビジネス英語を身に着けるには、どれくらい時間が必要か
ポイントは、自分ではない人 (プロの英語コーチ) が自分の英語力を評価してくれることです。そうすることで、次にすべき具体的なアクションがわかります。
英語力を向上させるためのヒント
英語力を向上するには、正しいやり方で時間を使うことが大切です。
ここはとても重要なので、具体的に説明しますね。
✅第2言語習得法に基づいた上で学び方を学ぶことが大切です
たとえば、小さな子供であれば、学び方をしっかりと学ぶ必要はなく、アメリカやイギリスで数年過ごせば流暢に英語を話せるようになるでしょうか。
しかし、日本で仕事をしている大人にとっては、現実的ではありません。
大切なポイントは、以下の5つです。
②コミュニケーションを取るために学ぶ (アウトプット)
③メッセージを意識する
④知識を増やすことより、何度も反復する
⑤心身の状態を安定させる
ポイントは、学び方を学んで方向性を間違えないことです
② 【英語転職】市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
- 自己評価:あなたの英語力はどの程度?
- 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
- スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
- 転職準備を始める
- 英語面接の準備をする
では、5つのステップの2つ目を見ていきましょう
英語が求められる業界
今日日、さまざまな業界で英語は必要とされますが、代表的な業界をいくつか説明します。
● IT・金融・ヘルスケア
IT、金融、ヘルスケア業界は、世界の主軸産業です。アメリカがリードしていますが、欧州やアジアでもグローバル企業が多く存在します。
✓グローバル企業が多く存在するため
✓英語が公用語として、必要となるケースが多々あります
英語は必須、このように考えても良い業界でしょう。
● 観光業界
観光業界、とくにインバウンドは注目の業界です
以下は、日本の観光庁が公表している、訪日外国人旅行者の推移です。
✅ 訪日外国人は増えつづけている (コロナ化を除く)
✅ なので、英語の必要性は年々上がっている
✅ 2030年には6,000万人目標と、日本の人口の約2倍の規模感
わたしは大阪出身で、2015頃には大阪のホテルでインバウンドビジネスに携わっていました。
当時は、中国からの爆買い客がガンガン来日していた頃で、大阪市内のホテルは絶好調でした。
これからは、地方都市にも外国人観光客が訪問する時代です。
理由は
- 日本の良いものは、地方都市にたくさんある → 食べ物・景観・伝統文化など
- 外国人リピーター観光客は、東京・大阪などの都市部以外にアクセスしたい
以前は、東京・大阪など都市部での英語の必要性が一般的でした。
最近では、地方創生を目的として、地方都市でも英語人材の需要が急増しています。観光業界は、これから期待ができる産業です。
英語を話せる人材が不足している、交通機関などインフラが不十分など課題はありますが、地方都市で外国人を頻繁に見かける機会はこれからドンドン増えてくるでしょう。
● 製造業全般
観光業での英語はインバウンドビジネスが主体的ですが、製造業ではアウトバウンドが主になります。わたしは、以下の業界で海外営業部門として輸出を経験してきました。
✅ ガス関連機器
✅ 食品
ガス関連機器を輸出していたときは、東南アジアを中心に海外出張していました。
食品輸出をしていたときは、北米を中心に海外出張していました。
出張の頻度は、2か月に1回。
渡航先や仕事の内容にもよりますが、一度の出張で1週間~最大3週間ほど滞在。
お客様は海外現地の人達なので、定期的に対面での商談は必要。
オンラインが活用できる時代ですが、海外出張そのものが無くなることはないでしょう。
英語を活かして働くためのポイント
英語を活かした仕事へ転職するポイントは、
✓これまでの業界経験・職種経験を活かした上で
✓英語を使った仕事に転職する
ということです。
もうすこし具体的に説明しますね
以下のような、3パターンを確認ください。
② 国内企業の営業マンが、海外営業職へと転身する
③ 国内IT企業のエンジニアが、外資系企業へと転職する
これからの時代に必須の転職方法なので、絶対に覚えておきましょう
軸ずらし転職とは簡単に言うと、
✓未知の職種や業界に飛び込むのではなく
✓もともと持っている知見やスキルのいずれかを軸にした上て、
✓かつ新たなスキル・経験を培える転職方法です
わたしの経験からも、職種と業種を同時に変えることは大変です。
しかし、どちらか1つであれば、比較的やりやすくなります。
転職のポイントは、軸ずらし転職を実行しながら、自分のスキルと経験にたくさんのタグ付けをしていくこと。
英語というスキルのタグは、非常に汎用性が高く、一生涯のスキルとして活かすことができます
また、最近ではスカウトメールを受けて転職する人も増えてきました。
スカウトする人事部の人達は、人選のときにタグを確認するので、タグが多い人は優良企業からのスカウトメールも受けやすくなります。
③【英語転職】スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
- 自己評価:あなたの英語力はどの程度?
- 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
- スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
- 転職準備を始める
- 英語面接の準備をする
英語ができると転職に非常に有利になります。
では、どのように英語力を最短でアップすれば良いかを説明します。
戦略① TOEICを勉強する
TOEICを勉強することで、ビジネス英語が身につきます。
TOEICの勉強って、実践的なビジネス英語として使えるの?
資格試験ではあるけど、実務には活かせないって聞いたことがあるけれど・・
これに対する答えとして、TOEICの勉強はビジネス英語力を上げるのに役立ちます。なぜなら、TOEICで使う語彙は、実際のビジネスシーンで使うものが多く含まれるからです。
✅ ビジネスシーンで必要な語彙・表現が身につく
✅ リーディング(多読) することで、英語を読むことに抵抗がなくなる
また別の記事でも紹介していますが、TOEICのリスニングが苦手な人は、まずはリスニングセクションのスクリプトを目で読んでから聞くことで理解度がグンとアップします。
またTOEICスコアはグローバルな英語能力の証明となるので、自分の英語力を数値化する手段として非常に優れています
戦略② オンライン英会話を始めて、英語に慣れる
オンライン英会話を始めるメリットは、以下の通りです。
✅ 短期留学・英会話教室と比べて、コスパが良い
順番に見ていきましょう
● いつでもどこでも英語が勉強できる
英語力をアップするには、時間を使うことが必須。
以下のように、気軽に英語に触れられる環境をつくることが大切です。
① 英語に触れる時間を確保する (最低、1日1時間を目安に)
② 継続できる環境をつくる (最低、数か月~半年の継続を目安に)
オンライン英会話は、上記を可能に。
TOEICスコアが目的なら、スタディサプリがオススメです。
● 短期留学・英会話教室と比べて、コスパが良い
留学や英会話スクールと比べて、安価で始められることが最大の魅力。
しかし、継続には自己管理も必要となるため、メリット・デメリットを以下にまとめました。
メリット | デメリット |
費用が安く抑えられる | 仕事で忙しくなると、自己管理が難しい |
場所・時間を選ばずに学べる | 効果が出るまでに一定の時間がかかる |
継続が得意な方には、オンライン英会話 (スタサプ) はオススメ!
コストをグッと抑えながら、英語力をアップできます。
戦略③ 海外都市を訪問して、モチベーションを上げる
英語を学ぶには、継続が大切。
なぜなら、英語力がアップするには時間がかかります。それゆえ、一定期間の継続が必須となります
✓海外を訪問することで、モチベーションが上がる
✓モチベーションを維持するには、定期的に海外旅行する
格安航空券・民泊・公共交通機関などを上手に使えば、国内旅行と変わらない料金で海外旅行が楽しめます。
ぜひ、モチベーションを維持するため、定期的に海外都市を訪問してみてください。
継続のポイントは、シンプルに楽しみ続けることですね
④【英語転職】転職準備を始める
- 自己評価:あなたの英語力はどの程度?
- 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
- スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
- 転職準備を始める
- 英語面接の準備をする
次は転職準備の始め方、またなぜ転職が必要かについて説明します
転職の重要性
転職が重要な理由は、以下の2点です。
✅ 給与をアップできる
順番に見ていきましょう
● 自分の目標とするキャリアパスを歩むために必要な手段
最近では、一生涯同じ会社で働くという考え方が減りつつあります。理由は
✓少子高齢化により、終身雇用制度の維持が現実的でない
✓仕事に多様性と柔軟性が求められるようになってきている
端的に言うと、欧米式のジョブ型雇用が増えています。
アメリカ人は一生涯の平均で、約10回転職すると言われていて、転職を通じてキャリアアップします。同じ会社に長くいると、マンネリ化が生じてしまい成長がストップする危険があります。
「転職」は新たなスキルの獲得、自身の成長、そしてキャリアアップを促進するための重要なステップとなります。
● 給与をアップできる
転職は、給与アップに最適な手段。
以下は、年代別の給与アップをまとめたグラフです。
Image courtesy: Zippia
25歳~34歳の給与アップが最も顕著で、平均で約10%となります。
たとえば、年収450万円の人が転職したら、年収約500万円になります
また以下を意識すれば、更なる年収アップが実現可能。
✅ 給与ベースが高い業界・ベンチャー企業など、成果が給与に直結する環境を選ぶ
世の中で必要とされている能力を、必要な場所で発揮する。
これが、年収を上げるポイントです。
転職準備の具艇的な始め方
転職することを決意したら、以下の順番で転職準備に取り組んでください。
② 自分のスキルと経験の棚卸し
③ 仕事に何を求めているか、再確認する
順番に見ていきましょう
①転職エージェントに登録する
転職すると決めたら、転職エージェントへの登録は必須。
エージェント登録は無料、登録することで以下のメリットがあります。
✅ 無料で求人を紹介してもらえる
✅ プロの転職アドバイザーに相談できる
✅ 履歴書・職務経歴書を添削してもらえる
英語を使った仕事につくには、以下のエージェントがオススメです。
②自分のスキルと経験の棚卸し
転職が上手な人は、以下を意識しています。
✓自分の好き・得意、嫌い・苦手を、具体的に知っている
✓そして、これらを活かせる環境で働いている
たとえば、IT知識・経験が豊富なプログラマーが、儲かっているIT企業へ転職すれば年収アップは難しくないでしょう。
逆に、どれだけ有能なプログラマーでも、衰退している産業で営業マンへと転身すれば、給与は下がってしまうでしょう。
ポイントは、自分の得意とすることで、必要な経験を積みながらキャリアアップすること。英語は、経験の質をグンと高める手段になります。
③仕事に何を求めているか、再確認する
仕事に何を求めているか、以外と知らない人が多いもの。
これは、つねに自問することが大切です。
✅ 給与が高い仕事に就きたい
✅ 性格の良い同僚たちと働きたい
✅ 仕事内容そのものを楽しみたい
✅ 在宅ワークなど、働き方に柔軟性を持たせたい
など、目的は人によって様々です。
全てにおいて120点満点を取ることは難しいですが、解決策はあります。
それは、求めていることに優先順位をつけること。
または、全てにおいて80点を目指すなどの考えも大切です。
⑤【英語転職】英語面接の準備をする
- 自己評価:あなたの英語力はどの程度?
- 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
- スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
- 転職準備を始める
- 英語面接の準備をする
転職エージェンシへの登録が完了して、スキルの棚卸しができたら、
英語面接の準備を始めていきます。
英文レジュメを作成する
これまでに英文レジュメを作成したことがないと、ハードルが高く感じるかもしれません。
ポイントは、事前に日本語で書く内容をしっかりと決めておくことです。
日本語が曖昧だと、英語にすることができませんからね。
必要な項目は、以下の5点です。
② キャリアの目標 (Objective)
③ 過去の職務経験 (Work Experience)
④ スキル・保有している資格 (Summary of Skills & Qualifications)
⑤ 学歴 (Education)
詳しい内容は別記事で紹介しているので割愛しますが、
✅ 日本語の履歴書と内容は同じであること
✅ キャリア目標をしっかりと伝えること (目標が、入社する会社の求めていることとマッチするか)
上記2点は、しっかりとおさえておきましょう
英語インタビューの練習をする
英文レジュメが完成したら、英語インタビューの練習をします。
英語は話した分だけ上達します。自分でレジュメに書いた (Write) 内容を、話して (Speak) 再度アウトプットすることで、知識として定着します。
✓ 週に1度、まとめて勉強するよりも
✓ 毎日すこしの時間でも、英語に触れることが上達への近道
オンライン英会話ネイティブキャンプは業界最安値なので、手軽に始められてオススメです。
●ネイティブキャンプ:月額6,480円でレッスンが24時間受け放題!
英語力を活かした転職の重要性について
まずは、英語を仕事に活かすことの重要性について確認していきましょう。
以下3つの理由から、とても重要です。
✅ 英語スキルは汎用性が高く、一生涯つかえる能力となる
✅ グローバル企業・外資系企業に転職することで、自分の市場価値を最大化できる
順番に見ていきましょう。
日本は人口が減っていくので、世界に目を向けることが必須
日本は、これから人口がどんどん減っていくためマーケットが小さくなります。
以下は、UNFPAが2023年4月19日に発表した2023年版の世界人口白書の抜粋です。
出典:UNFPA・世界人口白書2023年版の人口の統計より。
ポイントは、以下2点です。
・世界の人口は増え続けているが、日本の人口は減っている
・超高齢化社会のため新しい産業も生まれにくい
2023年時点では約1.2憶人ですが、約20年後には1億人を下回ると予想されています。
✅ 人口が減っていく国は、マーケットが縮小していく傾向にある
英語スキルは汎用性が高く、一生涯つかえる能力となる
英語を学ぶことで、一生涯のスキルとして活かし続けることができます。
- その会社でしか活かせない必要性の低いスキルは多くありますが
- 英語は、そういったスキルとは異なります
- 英語は、汎用性が高くさまざまな仕事で活かすことが可能
例えば、
- 日系企業のITエンジニアが、外資系企業へ転職して年収アップ
- 国内営業職をしていた人が、海外営業職へ転身して年収アップ
こういったキャリアアップは、とても一般的です。
このように、さまざまな業種と職種で英語を活かすことができます。
グローバル企業・外資系企業に転職することで、自分の市場価値を最大化できる
グローバル企業・外資系企業に転職することで、自分の市場価値を最大化することが可能に。
なぜなら、海外に視野を向けている企業で働くことで、仕事の質が上がるからです。
年収を上げるためには、転職は必須の時代です。
グローバル企業、外資系企業といった利益率の高い会社へ転職することで、 年収アップは実現できます。
そのためには、英語力は必須スキルとなります。
大企業だけでなく、中小企業・個人事業主単位でも、英語が必要な時代となってきましたね
最後に
今回の記事では、以下について説明いたしました。
① 自己評価:あなたの英語力はどの程度?
② 市場調査:どういった業界・職種で英語が求められるか
③ スキルアップ:英語力をアップするために戦略を練る
④ 転職準備を始める
⑤ 英語面接の準備をする
くり返しとなりますが、英語力は一生涯使えるビジネススキルとなります。
✅ 1社でしか使えない能力ではなくて
✅ たくさんの業種・職種で活かせる、汎用スキルです
✅ それを体得して、スキルとして仕事に活かすことで、大幅な年収アップが実現します
英語を仕事スキルとして活かしていくことで、サラリーマン人生が好転します。
わたし自身、英語を仕事に活かせなければ、転職で成功することはなかったと思っています。
今回の記事が、皆さまの年収がアップ・人生好転につながることを、心より願っています。
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