・TOEIC 700点ってどれくらいの英語力?
・TOEIC 700点をとるためには、どうやって勉強すれば良いの?
この記事は、こういった質問をお持ちの方に向けた内容となっています。
TOEIC700点を取得できる方は、一般的に仕事で英語が使える人材と見なされます。
日本では、英語上級者への入り口と言えるスコアでしょうか。
まぐれで取れるスコアてはないため、取得のためにはしっかりと勉強する必要があります。
しかし、日々の仕事が忙しくてなかなか勉強する時間が確保できないですよね・・
事実として
・社会人は仕事が忙しい
・平日は仕事が中心の生活になる
・英語の勉強以外にも、することがたくさんある
なので大切な考え方は、学生時代とは勉強方法を意図的にかえること。
学校に行ってテキストを広げて勉強するスタイルを、自分に合った方法へカスタマイズします。
仕事がいそがしい社会人にとって、どのように勉強するか工夫がとても重要だね
この記事が皆さまのTOEIC700点取得の一助となることを、心より願っています。
☑700点とはどの程度のレベルか
はじめに、TOEIC700点とはでの程度のレベルかをおさらいしておきましょう。
結論から言うと、700点は以下のようにみなされます。
700点以上はレベルA~Eの5段階評価のだとB程度。
「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」と評価される。
https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf
参考として、IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)が公開している公式データ・資料を見てみましょう。
2022年7月に実施された試験では、平均スコアは以下となります。
※第299回 2022年7月24日実施分
・平均合計スコア 約595点
・平均リスニングスコア 約325点
・平均リーディングスコア 約270点
平均ではリスニングの方が50点ほど高くなっているね
このように、TOEIC700点は受験者のボリュームゾーンよりも高い場所にいるため、英語ができる人材と見なされます。
☑TOEIC700点を取るメリット
次に、TOEIC700点を取ることで得られる具体的なメリットについて。
以下の3点が大きなメリットとなります。
・仕事で英語を活かせる
・外資系企業へ転職できる
・昇給や昇進に有利になる
まとめると、会社で英語ができる人材とみなされます。
このメリットは本当に大きくて、仕事の幅がグンと広がります。
実際のところ、日本人は学生のときから英語を勉強してきましたが、仕事で使う英語を学ぶ機会はありません。
それゆえ、英語を使える人材がとても少ないのが実情です。
詳細は後から解説しますが、仕事で必要な英語は仕事をしながら学びつづけていくことが大事です。
これは本当に大事な考え方で、もっとも理にかなった勉強方法となります。
TOEICはビジネス英語なので、学生よりも社会人の方が学びが速いよ
また、TOEIC700点を取得するための目的を改めて明確にすることも有用です。
なぜなら、目的が具体的になっていないと、TOEIC700点取得という目標を達成することは困難になるからです。
・英語を使う仕事をする必要がある(してみたい)
・TOEIC700点を取得して転職したい
・給与、役職を上げるために必要
また、目的はできる限り具体的にした方が達成までの時間を短くできます。
例)TOEIC700点を今年の●月までに取得して、来年の●月からは、IT系の外資系企業で○○として働きたい
TOEIC700点を取得した自分をイメージしてください。
きっと、素晴らしい未来が待っているはずです。
取得にかかる時間は以下のように解説されていますので、参考としてください。
・TOEIC250点からTOEIC700点 → 1000~1250時間 / 1日3時間の学習で約370日
・TOEIC400点からTOEIC700点 → 750〜900時間 / 1日3時間の学習で約270日
・TOEIC500点からTOEIC700点 → 550〜650時間 / 1日3時間の学習で約200日
上記はあくまで一般的な内容なので、自分に合った方法を見つけることでグンと短縮することは可能です。
☑TOEIC700点を取るための勉強方法
では、実際に具体的な勉強方法について説明します。
今回はリスニングについて。
リーディング編は別の記事で紹介します。
リスニングを習慣化する
英語の音に慣れるためには、耳を慣れさせる必要があります。
そのためには、たくさん聞くことが大切。
リスニング中でも何か他のことをしていてOKです。
例として、
・電車の中でリスニング
・洗い物をしながらリスニング
・散歩しながらリスニング
最初は英語がすっと頭に入ってこないと思いますが、まずはリスニング習慣をつけること。
何度も同じフレーズを聞いて、英語のリズムを頭にインプットしましょう。
気軽にできる取り組みの1つとして、洋楽はとてもオススメ。
イヤホンを耳につけるだけで始められるので、習慣形成にはとても有用です。
英語を見ながら聞く
習慣化がある程度できたら、次は英語を目で見ながらリスニングをしていきます。
これにより、音だけでわからない単語がわかるようになります。
また、語彙力もつきます。
たとえば、TOEICパート1では普段あまり聞きなれない単語も頻出します。
これが聞けない理由は簡単で、この単語に精通していないからです。
Some shrubs are being trimmed in a yard.
*Shrubs (ʃrˈʌb) 枝、低木
この Shrub という単語はパート1では頻出する単語ですが、この単語を見たことがなければ音が聞けても意味が想像できません。
わからない単語を毎回調べる方法は有用です。
しかし、目標 (ゴール) はTOEIC700点というスコアを期日までに取得すること。
最初から答えをインプットしてから聞けば理解が早くなります。忙しい社会人にとっては大切な勉強法です。
先に内容を日本語で読んで、メッセージを理解する
次の方法は、英語は先に読まずに日本語だけを先に読むという方法。
これにより、想像力が鍛えられます。
リスニングパート3では、2~3人での対話が数十秒流れます。
内容は非常にシンプルなので、日本語で読むと簡単に理解できます。
【対話】
こんにちわ。Elena Scottと申します。今、わたしの携帯電話をお店に預けています。見積りが出たか確かめたく立ち寄りました。
Hi I’m Elena Scott. You have my mobile in the shop right now. I stopped in to see if you had an estimate for me.
日本語を事前に読むことで、状況がはるかにイメージしやすくなります。
日本語を読んだ後に英語を聞くと、Stop in = お店に立ち寄る、estimate= 見積書など語彙を理解しているため、理解力が上がります。
とくにパート3とパート4では、最初の1文でどれだけ状況を事前に想像できるか、想像にそって対話を聞いていけるかどうかが、正答率UPのポイントとなります。
スクールに通う
週に数回、定期的にスクールに通うことで、英語の勉強の習慣化ができます。
また、一緒に勉強をがんばっていける仲間が見つかります。
スクールに通うからには、レッスン前にしっかりと予習をしてからレッスンを受けることが大切。
費用も決して安くないため、投資した分の効果を得るための自習は必須。
予習をしてからレッスンを受けることで、わからない部分をレッスン中にわかるようにすることができます。
スクールはあくまでアウトプットする場所と捉えて、事前にどれだけインプットするかで差がつきます。
短期で留学する
1週間~1か月のまとまった休みが取れる方へもっともおすすめしたいのは短期留学。
短期留学では、以下のメリットが得られます。
・生きた英語が学べる
・海外の文化や習慣にふれることで、モチベーションが激的に上がる
・英語を使って働きたいという目的がより明確になる
日本では日本語で生活できますが、英語圏の海外では英語を使って生活します。
なので、英語を話す必要性が生まれて、生活すべてが英語ベースとなります。
留学することで、英語力の底上げが最短時間で可能となります。
日本での生活では考えられないほど英語力の伸びが実感できるかと存じます。
まとめ
今回の記事では、以下について説明させていただきました。
・TOEIC700点とはどの程度のレベルか
・TOEIC700点を取るための準備
・TOEIC700点を取るメリット
・TOEIC700点を取るための勉強方法
TOEIC700点が取れれば、仕事の幅がグンと広がります。
仕事の幅が広がれば、裁量権や選択肢がふえることにより、年収UPも実現できます。
ぜひ、日常生活にTOEICの勉強を組み込んで、TOEIC700点取得を達成しましょう。
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