✓ 海外営業って、どんな仕事なのだろう・・
✓ 仕事に必要な英語力はどの程度?(TOEIC●●点くらい必要か知りたい)
✓ 国内営業よりも、給与は良いのかな
転職する前に、「海外営業職」について知ることはとても重要です。
間違った転職をしてしまうと、
✓海外に行く機会が少ない
✓思っていた仕事と違った
✓仕事は大変だけど給与が低い
こういったことが起きる可能性があります。
海外営業職としてアジア・北米・ヨーロッパを約10年担当してきた私が、体験談をまとめました。
私は何も調べず勢いでスタートしたので、最初の1~2年は苦労の連続でした・・
今回の記事では、海外営業未経験の方がスムーズに仕事を始められるよう、以下ついて詳しく説毎します。
✅海外営業に求められるスキル
✅海外営業でどれくらい稼げるの?
✅海外営業職になるための求人の探し方
今回の記事を読むことで、海外営業の仕事内容から求人の探し方まで、具体的にわかるようになります。海外営業への転職を成功させるため、知っておくべき内容をまとめました。
海外営業は慣れるまで大変ですが、日本国内ではできない素晴らしい経験を積むことができるので、自身を持ってオススメできる職種。グローバルなキャリアを積むには最適の手段です。
海外営業として約10年、世界各地を訪問してきたわたしが解説いたします。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
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【海外営業の仕事内容】海外営業とは
海外営業とは一言で言うと、海外企業を対象とした営業職です。
日本の市場は人口減少によりシュリンクしていくため、日系企業は海外の市場をドンドン開拓しようとしています。
そのため、海外営業として海外市場を開拓していく仕事は必然。
日本は高度経済成長期のころに、輸出産業を主として発展した国です。
当時との違いは、大企業だけでなく、中小企業も積極的に海外展開していること。
日本の輸出の主力品目は、自動車とその関連部品、半導体(装置・部品)、鉄鋼(てっこう)など。最近では、こういったBtoB だけでなく、食品など BtoC に近いものも増えています。
輸出先として、大きく3地域 (アジア・北米・ヨーロッパ) に分けられます。
こういった背景も踏まえて、以下の3点から説明します。
✅ 日本にいるときの、海外営業の仕事内容
✅ 海外に渡航中しているときの、海外営業の仕事内容
順番に見ていきましょう。
国内営業と、海外営業はどう違う?
営業職とは、自社の製品・サービスを、顧客へ販売する責任を担う人のことを言います。
✓国内営業マンは、日本国内のマーケットで自社製品・サービスを販売しますが
✓海外営業マンは、日本国外 (=海外) のマーケットで自社製品・サービスを販売します
これが、国内営業と海外営業の違いです。
マーケットが違うため、顧客・最終消費者・競合他社なども違ってきます。
マーケットが日本国外になるため、コミュニケーションが英語ベースとなります。
しかし、販売する製品は国内で販売しているものと同じ。(各国の規制やニーズによって、若干の違いはあります)
大きくまとめると、販売する製品・サービスは同じだが、販売する人 (顧客・最終消費者) が違います。
一般的に、海外営業の即戦力として中途採用されない限り、入社直後から海外赴任や海外営業の仕事をすることはありません。
海外営業に抜てきされても、はじめは国内での営業がメイン。海外出張がとともなう仕事や現地駐在をしながらの営業活動ができるわけではないのでご注意を。
日本にいるときの、海外営業の仕事内容
海外営業マンは、海外駐在員とは違います。
✓ 海外駐在員は、海外を生活の拠点として、海外のマーケットで自社製品を販売しますが
✓ 海外営業マンは、日本を生活の拠点として、海外のマーケットで自社製品を販売します
日本から、必要なタイミングで出張ベースで海外にいきます
そのため、海外出張中以外は日本オフィスで仕事しています。
海外にいる時間よりも、日本にいる時間の方が長く、前回の出張のフォローアップ・次の出張の準備などに取り組みます。
以下は、わたしが食品メーカーの海外営業部で働いていた頃の仕事内容の一部です。
✅ 国内商社との事前打ち合わせ
✅ 新製品の開発
✅ 売上管理・会議資料の作成
✅ マーケットリサーチなど
海外に渡航中しているときの、海外営業の仕事内容
海外出張中は基本的には毎日お客さんと商談しています。
夜は、お客さんと食事することもあります。
商談が入っていないときは、マーケットリサーチしたり、日本への報告書をまとめたりします。
ここだけの話ですが、観光する時間は毎回しっかりと確保していました(笑)
これこそ、海外営業の醍醐味とも言えます♪
以下は、2018年にアメリカ出張したときの全体像です。
●渡航先 :ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル
アメリカは日本から遠いので、一度の出張で約2~3週間渡航していました。
また、西海岸から東海岸までの距離が長いので、
✓今回の出張は西海岸の都市を中心に (ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトルなど)
✓次回の出張は東海岸の都市を中心に (ニューヨーク・シカゴなど)
このように、移動に時間を取りすぎないよう工夫していました。
アメリカの場合、このように西海岸と東海岸で分けていました。
東南アジアの場合には、2か国いっきに訪問したこともありました。
(ベトナム → カンボジアなど)
●アメリカ出張スケジュールの一例
日 | ロサンゼルス空港に到着、ホテルへチェックイン |
月 | ロサンゼルスで営業同行、商談 |
火 | ロサンゼルスで営業同行、商談 |
水 | ロサンゼルスで営業同行、商談 |
木 | AM:ロサンゼルスからサンフランシスコへ移動 PM:サンフランシスコで営業同行、商談 |
金 | サンフランシスコで営業同行、商談 |
土 | マーケットリサーチ、報告書作成、翌週の準備 |
日 | 休暇 |
月 | サンフランシスコで営業同行、商談 |
火 | AM:サンフランシスコからシアトルへ移動 PM:マーケットリサーチ |
水 | シアトルで営業同行、商談 |
木 | シアトルで営業同行、商談 |
金 | 先方の会社でプレゼンテーション |
土 | 帰国 |
日 | 帰国 |
スケジュールはびっしり埋めていきます。
どうやって効率的に仕事をこなすかがポイント。
●アメリカ西海岸
✅ アメリカ国内では、配車サービスのUberまたはLyftなど、配車アプリを使って移動します
✅ 西海岸の夕暮れ時、太平洋に沈んでいくサンセットがとても綺麗。毎日が青空で気候も最高
✅ ハリウッドでは、夜が賑やか
出張中でも、夜は自由な時間です。
ホテルの場所を移動に便利な市街地にするなどして、めいっぱい楽しい時間を過ごしてください。
様々な企業の海外営業
海外営業と一言で言っても、様々なタイプの営業が存在します。
主に、国内の大手商社やメーカーに所属して、取り扱っている商品を海外企業に取引してもらえるようにアプローチする営業が多いです。
これら国内企業は海外に現地法人を持っていることがあり、そこで働くのが海外営業の仕事です。
逆に海外の企業が日本法人を持っていることもありますが、これら企業は「外資系企業」と言われます。
●商社の海外営業
海外営業として活躍している人で多いのが、商社の営業。とくに大手総合商社は海外から輸入したり、逆に日本の製品を輸出する取引をしています。
そこで活躍するのが海外営業、現地の法人と取引するために商談をします。
なお、海外営業が活躍する代表的な日本国内の商社は以下です。
・伊藤忠商事
・三菱商事
・三井物産
・丸紅商事
ご覧の通り大手商社が多いため、中途入社するにはかなりのスキルを要します。
新卒でも数十倍の倍率なので、高度な語学力や学歴だけでなく、即戦力として活躍できる経歴を持っている必要があるでしょう。
●メーカーの海外営業
日本国内のメーカーでも海外営業が活躍しています。
とくに大手メーカーの場合は海外に工場や現地法人を保有している場合が多く、営業は現地に駐在して現地の企業と取引しています。
なお、日本国内のメーカーは海外でも高い評価を得ています。
とくに家電製品はアジア諸国で不動の人気を誇りますし、日本メーカーの自動車は欧米でも高い技術力が評価されています。
そのため、いわゆる「大手」と言われている日本国内のメーカーの多くは海外に拠点を持っており、営業として活躍できるチャンスも多数あります。
転職の難易度が高いことは事実ですが、大手総合商社の海外営業よりは倍率が低いでしょう。
なお、海外営業が活躍している人気の国内メーカーは以下の通りです。
✅海外営業が活躍している人気の国内メーカー
・トヨタ自動車
・ソニー
・キャノン
・三菱電機
・日産自動車
・ホンダ
・日立
これら企業は誰もが知っているようなかなりの大手ばかり。
しかし、上記以外でも業界の2番手や3番手のメーカーでも海外営業は活躍しているので、転職先として選べる会社はたくさんりあります。
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海外営業に求められるスキル
では、実際に海外営業として働くためには、どういったスキルが必要なのでしょう?
私は海外営業として、約10年働いてきました。
その中で、海外営業として働いている、たくさんの方たちとも会ってきました。
優秀な海外営業マンは、以下3つのスキルに長けているなと思います。
② 営業スキル
③ コミュニケーション力
順番に説明していきますね。
語学スキル
海外営業へ転職したい方が、一番気になる部分ですよね。
私の場合、ほとんど英語でコミュニケーションしていましたが、たまに中国語でも話していました。
✅ 自分の言いたいことが伝えられて
✅ 相手の話が理解できるレベルであればOK
TOEICの勉強は実用的でないとの意見もありますが、私はTOEIC肯定派です。
理由は、以下の通りです。
✅ 日本では、英語力の証明はTOEICが一般的で、今後も続くかと想像
✅ TOEICで頻出する語彙は、ビジネスでよく使う
TOEICの勉強には、スマホで手軽に出きるスタディサプリがオススメです。
スタサプについては以下の記事で解説していますので、ぜひ参考としてください。
専門性が高い語彙については、仕事によって異なるため、商談前に予習しておくと良いでしょう。
専門性が高い語彙を学ぶ上で大切なことは、仕事の商談をスムーズに行えるよう準備することです。
準備することで、商談の内容がイメージできるので、どういう英語が必要かを想像できます。
営業スキル
海外営業に求められる営業スキルは、以下の2つです。
✓ 既存顧客への営業+新規開拓営業スキル
✓ 営業に必要な市場分析力 (マーケットリサーチ)
新規開拓営業スキルが必要な理由は、マーケットが拡大しているため。
日本の市場は人口減少によりシュリンク傾向にありますが、海外市場は成長しています。
そのため、既存顧客へのフォローアップだけでなく、新しい販路を見つける営業は多くの会社で求められるでしょう。
そして、マーケットリサーチも必須です。
理由は、国内市場よりも、情報の変化が速いためです。
海外営業は、エリア別で担当することが多いです。(例:北米担当、ヨーロッパ担当など)
そのエリアのプロフェッショナルとして、市況を正しく知っておくこと、国内市場との違いを説明できることが大切です。
報告書を書くときに、日本の市場との違いを説明できるとGOODです
コミュニケーション力
コミュニケーション力は、日英どちらも大切。
理由は、営業先は以下2つだからです。
✓現地の日系企業
✓現地系企業
現地の日系企業と話すときは日本語でOKですが、現地系企業と話すときは英語です。
ただし英語になったからといって、自分の伝えたい内容が変わるわけではありません。
伝えたい内容を、正しく英語に変換することが大切。(話すとき)
相手の文化・喜怒哀楽を知って、思いを正しく理解する意識があれば大丈夫。(聞くとき)
日本人とのコミュニケーションの大きな違いは、以下2点です。
① 英語を使う
② 文化が違う
日本特有の空気感を意識しすぎると、正しくコミュニケーションができないことも。自分の言葉で、思っていることを伝えることが大事です
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海外営業の年収、給与
給与は、非常に大切。
年収アップの転職のため、しっかりと理解しておきましょう。
業界によって給与水準が変わる
海外営業の給与水準は、自分が働く業界と会社によって変わります。
海外営業の求人が多いのは、以下の業界となります。
✅ 小売り・流通(商社)
給与はBtoBに近い業界の方が、BtoCに近い業界よりも高く設定されています。
たとえば、車や半導体業界の方が、食品業界よりも平均給与が数百万円高いです。大きな理由は、専門的な知識習得が求められるため。
ですので、転職する上で給与が最優先事項であれば、給与水準が高い業界を選ぶことをオススメします。
給与水準が低く設定されている業界で、給与をグンと上げるのは難しく非効率です。自分の仕事選びの優先順位が何かを、具体的にすると転職活動が成功しやすくなります。
会社によって手当の支給額が変わる
海外営業は、多くの会社で国内営業よりも給与が高めです。
理由は、以下の通りです。
✅ できる人が少ないため、昇給・昇格が速い
✅ 海外出張時には、諸々の手当がつく
3つ目の手当について説明しますね。
国内営業をされている方は馴染みがあると思いますが、営業職には出張手当がつきます。
✓宿泊手当て
✓日当
これらが、支給されます。
日当の支給額が高い会社だと、所得が上がります。
また、日当は原則非課税なので、税金がかかりません。
日当は、ざっくり¥5,000~¥15,000くらい支給されます。
私が食品メーカーで海外営業していた頃は、以下のような感じでした。
もし日当が¥15,000で年間100日出張したら、それだけで150万円 (笑)
これが、国内営業と海外営業の手当の違いです。
また、飛行機に乗る機会が多いため、エアマイルがすごいスピードで溜まります。
わたしは主にANA(全日空)とユナイテッド航空を使っていたので、スターアライアンスのプラチナステータスを保有しています。
海外営業として給与を上げていくためには
海外営業は、平均給与で¥700万以上と、給与水準が高い職種です。
理由は、専門性の高さ。
他職種と比べても給与面で優遇されています。
1 | コンサルタント(経営戦略) | コンサルタント・金融・不動産専門職 | 1,335万円 |
2 | システムアナリスト | ITエンジニア | 1,295万円 |
3 | アクセス解析・統計解析 | WEB・インターネット・ゲーム | 1,048万円 |
4 | コピーライター | クリエイティブ | 1,019万円 |
5 | 不動産営業 | コンサルタント・金融・不動産専門職 | 992万円 |
18 | 海外営業 | 営業 | 743万円 |
給与を上げるためには、出張手当の高い会社に選ぶことは大事です。
しかし最も大事なことは、海外営業という仕事を通じてキャリアを上げつづけることです。
そのためには、以下を意識して働く姿勢が求められます。
✅ 日本人として、グローバルに働ける人材になる(語学力・コミュニケーション力)
✅ 新しい知識を学びつづけて、変化の速い時代に対応する
他にもありますが、この3つは本当に大切な要素。
海外営業として成功するため、忘れないようにしましょう。
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外資系企業・グローバル企業でキャリア形成を実現する【エンワールド・ジャパン】
海外営業職になるための求人の探し方
求人の探し方については、以下の記事で具体的にまとめています。
ぜひ、参考としてください。
最初にすることは、グローバル求人を扱っている「転職エージェントに無料登録する」こと。情報収集しながら、自分の市場価値が確認できます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事では、以下について説明いたしました。
✅海外営業に求められるスキル
✅海外営業でどれくらい稼げるの?
✅海外営業職になるための求人の探し方
私は初めて海外営業に転職したときは、29歳のときでした。
右も左もわからず、厳しい先輩の背中を見て働いてましたが、あの時転職して良かったと心から思っています。
英語が不十分でも、コミュニケーション力があれば何とかなります。
海外営業は、日本国内ではできない素晴らしい経験を積むことができます。
自身を持ってオススメできる職種。グローバルなキャリアを積むには最適の手段です。
今回の記事が、皆さまのグローバルキャリア形成の一助となれば、心よりうれしく思います。世界各国へ飛び回って働きましょう!
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